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観劇“Amoveo / Répliques / Genus” [Ballet]

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今夜もオペラ座ガルニエへ。
この日はコンテンポラリーのミックスプログラムを観劇。
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ネット予約していった席はBalconの最後列、日本式で言えば一階最後列で、とても見やすかった。

Amoveo / Répliques / Genus
13 novembre 2009 à 19h30

『アモヴェオ』Amoveo(25分)
音楽/フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」
振付/バンジャマン・ミルピエ(2006年パリ国立オペラ世界初演)
メインキャスト/Aurélie Dupont,Nicolas Le Riche

初演は不評だったみたいだけど、人数、衣裳等、かなり改変しての上演だった模様。カラフルで鮮やかな衣裳が印象的で、個々のダンサーを魅力的に見せていた。プログラムに載ってる初演の写真を見ると、確かに地味で垢抜けなくて残念系。変えて正解。
それにしても皆フィリップ・グラス好きだねぇ。私もどちらかと言えば好きだけど、曲がフィリップ・グラスって書いてあるだけで、もうどんな作品か想像ついちゃうんですけど。

オレリーとニコラが観られたのは嬉しかったな〜。
彼らが出てきた途端に空気ががらりと変わって、客席の集中力が高まるのが明らか。
あと、アリス・ルナヴァンが大層魅力的でした。動きに閃きがあって、コケティッシュ。

『レプリック』Repliques(世界初演)(23分)
音楽/ジョルジュ・リゲッティ
振付/ニコラ・ポール
メインキャスト/Isabelle Ciaravola,Stéphane Bullion

オペラ座現役ダンサーニコラ・ポールの作品。美術とのコラボレーションらしいんだけど、斜幕を多用していた事しか覚えてません・・・。
8名のダンサーはほぼ出ずっぱりで大変な運動量なんだけど、舞台も衣裳も受ける印象も終始ベージュ系、ずっとそれだけ、って感じに見えちゃった、振りも大変だし、目新しい動きもしてる、でも暗くてよく見えないんですけど。
時折自主休憩。

でも、カーテンコール時、仲間の振付家ガルニエデビューを成功させてやろう!というダンサーの心意気と、すごい汗と、作品を深く理解し、大事に踊って送り出してる様子が伝わり、そこに感動してしまった。

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休憩20分
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シャンパン11euroね。

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Balcon席へ続く階段

『ジェニュス』Genus(44分)
音楽/ジュビ・タルボットとデル
振付/ウエイン・マクレガー(パリ国立オペラ2007年世界初演)
(メインキャスト)
COUPLE Alice Renavand,Stéphane Phavorin
COUPLE Stéphanie Romberg,Christophe Duquenne
SEXTET Simon Valastro
SEXTET Grégory Gaillard
SEXTET Audric Bezard
SEXTET Isabelle Ciaravola
SEXTET Charline Giezendanner
SEXTET Laurene Levy

映画「パリ・オペラ座のすべて」で、初演時のリハーサルや本番の様子が予習出来て、楽しみにしていた作品。
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観る前は、44分?長いなあ、と思っていたのだが、どこがどうなっているのか分からない程超複雑で難易度の高い振りを、倍速みたいなスピードで次から次へとこなすダンサー達の力量にぽか〜んと見とれているうちに、シャープな美術や打ち込み系の音楽に取り込まれて、異次元にトリップ出来てしまいましたよ。

なんだか音響もやたらいいのよねぇ。そう言えば、オペラ座で録音使った作品観るの初めて。
この振付考えるマクレガーもすごいけど。それを倍返ししてくるオペラ座のダンサーってホントにスゴイ。。。。。
フォーサイスの「イン・ザ・ミドル」に匹敵する、オペラ座のコンテ代表作になるんじゃないかと思う。

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